小児科で働き始めて、一週間。

大切なお子さんが、急に高熱を出した!

今朝から、夜中から、昨夜から、と駆け込んでくるお母さんたち。
とっても心配ですよね・・・。私も、よくわかります。

小児科で多い疾患を、少しずつまとめてみたいと思います。


今日は、アデノウイルスのお話。

アデノウイルスの感染は、ほとんどが子ども。
でも、子供から大人に感染します。

潜伏期間は、5〜7日よ。
保育園や幼稚園で、流行しやすいです。
完治するまで、登校や登園はできません。だいたい、一週間くらいかな。

主な症状は。
目の充血。咽喉の痛み。38℃〜40℃の高熱。

でも、アデノウイルスには種類が多くて、目にでやすいもの、咽喉に出やすいもの、お腹にでやすいもの、など様々な症状があるの。
下痢や嘔吐もある。

アデノウイルスは、簡易検査で調べることができます。
鼻の奥や、咽喉、まぶたの裏を、お医者さんが細い綿棒でこすり取り、それを迅速検査キットを用いて、陽性か調べます。
特殊な液体に入れて10分くらいで結果が出るの。

そして。
子どものお世話をしているお母さんは、感染する場合が多いです。

これは、もう・・・しょうがないよね〜!!
接触感染・飛沫感染・糞口感染。
触ったり、咳やくしゃみ、同じおトイレでも、うつっちゃう。

ママは、体力の勝負だわ。
目が赤くなっても、目やにが出ても、頭が痛いような気がしても、ママさんは気合いで乗り切るのよ(涙)うっうっう。

解熱剤。
高熱が続くと、心配で、つい座薬などの解熱剤を使いたくなります。

ですが!!
アデノは、風邪の一種なの。
熱は、白血球が風邪のウイルスを倒すために、体温を上げているの。
解熱剤を使うと、白血球の動きを抑制して、一時的に熱は下がるけれど、ウイルスが増殖してぶり返し、長引く場合が多いのよ。

アデノウイルスに効く特効薬は存在しません。
基本的には、自然治癒を待つしか方法がない・・・。

小児科で出されるお薬も、風邪薬、胃腸薬の対症療法です。
高熱が続くアデノウイルスでは、脱水症状に気をつけて!

熱や下痢・嘔吐で脱水しやすくなるから、スポーツドリンクや経口補水液、アイスクリームなどでも、子どもが喜ぶものを用意してね。
水分補給を心がけて、熱の期間を乗り切るの!!

子どもは、ここぞとばかりに甘えさせて、大事にされていることを実感する時。
お母さん。ツラいけれど、頑張るのよ〜〜。
ペーチンも頑張るわね。