ペーチン小学3~4年生の頃。
南風原小学校に通っていました。

家族が住んでいた公務員宿舎の周りは、
サトウキビ畑。
ベランダから外を見ていて、風が吹くと、きび畑が揺れて、緑の波みたいにそよぐ。サワサワと葉ずれの音。

サトウキビの収穫時、500円玉を持って
「1本売ってくださ~い!」と頼みにいったら、タダでキビをわけてくれたこともありました。
ペーチン姉妹は、パンダみたいに(あれは笹か)キビをかじってみたかったのよ。

さてはともあれ。

ある日、年子の姉ユーちゃんと、夕方まで、泥だらけで遊んでいました。
そこは、湿地帯になっていたの。
小学生は、親が見てないと、けっこう危険なとこで遊んでいるよね。

そしたら。
泥に足をとられて、進めなくなったの。
姉のユーちゃんは、ズブズブと、泥に沈んでいく?!
「 底無し沼 」に入り込んでしまいました。

焦るペーチン。

そこへ、白い髭を生やした小さなおじいさんが表れたの。
身長30㎝くらいだったから、小人よ!

小人は、
「こどもたち。助けてやるから、1週間以内にピーナッツを持ってこい!」
と言ったの。
ペーチンとユーちゃんは、約束し、底無し沼から助けてもらった。

泥だらけの靴や服は、大変だったけど、
命が助かっただけ良かった。

子どものこと。
あれは夢だったんだ・・・と忘れようとしたの。
でも、忘れられなかった。
だんだん、怖くなってきて、必死で母に
ピーナッツを買ってくれるように頼んだの。
母が買ってくれたのは、おつまみの殻つき
落花生。
きっと、おやつに欲しがってると思ったのね。

そして、1週間ぎりぎりの日に、あの底無し沼の場所に行ってきました。
恐い思いをしながら、ピーナッツを置いてきました。
そのとき、小人の姿は見なかったんだけど、約束を果たせたと思います。

でも、あれは・・・。
本当にあったことだったのか。
こども特有の不思議な夢か。
いまでは解りません。

ただ、ユーちゃんも、この話を覚えているの。